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 旅客機のシートは必ず窓側をとるべし。窓からこんな景色が見えた時には$$$得した気分になる。ニューヨークからロスに向かう機中。グランドキャニオンの真上を飛んでくれることがある。

 写真一番右はアリゾナ州に入る直前のニューメキシコ州の北西に位置するシップロックと言う死火山。実は山は無くなって火山の中身が露出したしろもの。約2700万年前の火山が年月を経て浸食され、山はなくなりマグマの部分だけが残ったものである。その頃、この台地一帯は現在の地表より600メートルほど高かった。有名なモニュメントバレーのように、浸食から取り残された部分だけが山のように見えるのだが、このシップロックは火山の中身だけが残った状態である。つまり白骨化した火山とでも言うべきか。長く筋のようにのびている部分がその昔地下のマグマが通った部分である。世界にも類を見ない自然の造形だ。神様が作為的に創ったのか、とも思わせる。

 右から二番目の写真は飛行機がちょうどモニュメントバレーの上空。自然の創ったタワーがいくつか確認できるが、機体の真下にはたくさん広がっている事だろう。削られてゆく地表の遙か南方には緑の平原が広がり、地球の成り立ちを教えている。

 三番目はコロラド河の支流。グランドキャニオンほど浸食が進んでいないが、河を挟んで鋭い崖が切り立っている。まさに創世記の地球を見るようだ。

 四番目の写真は言わずと知れたグランドキャニオン。近くで見るとその景観のスケールに圧倒され、自分がどこにいるかもわからなくなる。遙か上空からだからこそ全貌が明らかになる。



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