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航空写真機


各種航空写真機(偵察用手持ち)

ここで紹介するのは第一次大戦後から第二次世界大戦にかけて旧日本軍が使用した偵察用の航空写真機です。航空写真機には垂直撮影用と斜め写真用がありますが、ここでは斜め写真用つまり手持ち撮影のための写真機らしい写真機です。量産中にも色々と改良が施されており、各種派生型がありますがこの六種の写真機が基本になっています。

25糎航空写真機 陸軍 二十五糎航空写真機 (FK1 ドイツ)
第一次大戦後、オランダのツァイス・ネディンスコ社から輸入され、その後国産化された. 日本航空写真機の草分けとなった所謂ネディンスコ型航空写真機。木製ボディで前から見ると八角形をしたレンズフード部分が特徴的。第一次大戦から第二次大戦末期まで使用された長寿カメラ

レンズ:250mmF4.5
シャッター速度:1/90,1/180,1/375,1/750
シャッター方式:フォーカルプレーン式
乾板のサイズ:13cmx18cm
重量:8kg
製造:オリジナルはツァイス・ネディンスコ社、その後小西六(現コニカミノルタ)が国産化(左写真は国産品)

陸軍96式小航空写真機 陸軍 96式小航空写真機
第二次大戦初期、九九式軍偵察機、九七式司令部偵察機などの搭乗員が使用した。それまで海外に頼っていたレンズに至るまで日本光学工業(現ニコン)にて開発され、各メーカーで量産された、歴史的にも意義のある代表的純国産航空写真機
試作が昭和8年に行われ、昭和14年頃まで製造された

レンズ:180mmF4.5
画角:31度40分、42度06分
対角:59度
画像サイズ:乾板の時11cmx15.5cm(カビネ判)、フイルム時11.5cmx16cm
フイルムのサイズ:18cmx3m/6m、17/35コマ
乾板のサイズ:12cmx16.5cm
シャッター速度:1/100〜1/150
シャッター方式:レンズシャッター式,
照準具:直視式枠型
重量:9.7kg(フイルム倉を含む)
製造:日本光学、小西六、桂製作所
海軍手持式航空写真機F8 海軍 手持式航空写真機 25cm F-8型
米国フェアチャイルド社のカメラを基本にして国産化された
大正14年から昭和13年に製造された

レンズ:ヘキサー250mmF4.5
画像サイズ:13cmx18cm
フイルムの長さ:3.7m 25コマ
シャッター速度:1/60,1/100,1/160,1/200,1/300,1/400
シャッター方式:フォーカルプレーン式
重量:8.9kg
製造:小西六

海軍99式航空写真機(15cm) 海軍 99式手持航空写真機(15cm)
右手のグリップを90度づつ二回ひねることによりフイルム送りとシャッターチャージが行われる。機上専用型と地上兼用の二つのタイプがあり、新しい感覚のカメラだったが、故障が多く、実戦に配備されたのは昭和18年頃だったという
昭和14年から昭和20年に製造

レンズ:ヘキサー150mmF3.5
写角:縦28度、横36度30分
対角線:42度20分
絞り:3.5〜9(4種類)
濾光版:淡黄、黄、橙
感光材料:ロールフイルム
画判寸法:7.5cmx10cm
撮影枚数:10枚及6枚
露出機形式:焦点面式
シャッター速度:1/75,1/150,1/250,1/400
照準器:起倒枠式
重量:4kg
製造:小西六
100式小航空写真機 陸軍 100式小航空写真機
陸軍96式小航空写真機の後継機として小西六によって開発された。 日本初のレンズ交換式で、焦点距離によってフードを伸縮できるようにした。百式司偵などと共に使用された
昭和15年から昭和20年にかけて生産された

レンズ:ヘキサー、エアロニッコール200mmF3.5又は同400mm
画像サイズ:11.6cmmx17cm
フイルムのサイズ:18cmx3m/6m、17/35コマ
シャッター速度:1/200,1/300,1/400
シャッター方式:フォーカルプレーン式
重量:5.3kg??
製造:小西六、桂製作所

99式極小航空写真機 陸軍 99式極小航空写真機
偵察機の偵察員だけでなく、戦闘機パイロットでも簡単に使えるようにコンパクト性を考えて設計されたカメラ
昭和14年から昭和20年に製造された

レンズ:ヘキサー、シムラー75mmF3.5
画像サイズ:6cmmx6cm
フイルムのサイズ:ブロ-ニー判、12コマ
シャッター速度:1/100,1/250,1/500 シャッター方式:レンズシャッター式
重量:2.3kg
製造:小西六、東京光学



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