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零式小型水上偵察機

藤田信雄飛曹長の愛機、零式小型水上偵察機について。

潜水艦に搭載、カタパルト発艦させることの可能な小型偵察機として海軍航空技術廠で開発設計され、1941年から1943年にかけて125機が量産された。機体骨組みは鋼管溶接、機体の前の部分を覆うアルミ軽合金、翼には木材と布が使用されていた。どう見ても一世代遅れているような外観だった。
機体はフロート、主翼を分解して潜水艦の密閉格納筒に収納して運んだ。

武装は元来後方に取り付ける7.7mm機関銃だけだったが、米本土爆撃の際、軍令部参謀、井浦洋二郎中佐の指示により爆弾懸架を増設した。そして、その後生産された機体からは30kg爆弾が二発標準で装備できるようになった。これは藤田飛曹長だけでなく各パイロットからの意見を考慮したため。やっぱりパイロットにとっては敵に打撃をあたえる武装が欲しかったのだ。

その後開発された潜水艦搭載爆撃機「晴嵐」のさきがけにもなった、歴史的な飛行機である。

潜水艦イ-7型からイ-11型、イ-15型からイ-35型に搭載されていた。

乗員数二名
エンジン日立「天風」12型、9気筒空冷星型エンジン、離陸時340hp
武器後部席に九ニ式7.7mm機関銃、爆弾60kg
全幅11m
全長8.54m
全高3.8m
自重1,190kg
最大重量1,450kg
翼面積19平方m
最大速度246km/h
上昇速度3,000mまで10分11秒
上昇限度5,420m
航続距離880km


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