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日本で復元されたフライヤー
西日本航空協会の方たちの手によって、スミソニアンから入手した資料を元に忠実に製作されたライトフライヤーが2003年暮れから2004年1月12日まで朝日新聞社、浜離宮朝日ホールロビーで展示されました


フライヤー1月4日の朝、早速朝日浜離宮ホールにそのフライヤーを見に行ってきました。懐かしいやら嬉しいやら、新しい木目も鮮やかに白い翼のライトフライヤーが見事に蘇りました。手間と時間をかけてじっくり製作してきたのでしょう。構造材から翼布、取り付け金具、プロペラまで手作りです。プロペラは三枚の板を重ねて合板を作り、そこから手で削り出しています。その苦労が偲ばれます。昨年9月には鹿児島で展示され、11月に久住滑空場で組み立てテスト、そして12月には分解されたフライヤーははるばる東京までトレーラーで輸送され、二日間をかけて組み立てたのだそうです。製作は西日本航空協会の方々が担当されたのですが、何らかの形でこのプロジェクトに参画した人は2000人にのぼるとか。大プロジェクトです。
フライヤー
あくまで精巧に復元されたフライヤーですが、実物と異なるのはエンジンです。当時ライト兄弟はフライヤーを飛ばすために直列4気筒、3.3リッターのエンジンを自作し、12馬力の出力を得ることに成功しました。復元フライヤーでは敢てエンジンの復元はせず既存のエンジンを使用しています。小松ゼノア社製の2気筒40馬力、排気量500ccの2ストロークエンジンを使用しています。本来パラグライダーやウルトラライト機などに使用するエンジンだそうです。小型軽量で高出力のエンジンをつけたことにより、かえって時代の流れを感じさせます。

フライヤーそれから、このフライヤーはオリジナルのようにモノレール上を滑走して離陸することはできません。航空局の規則により、このフライヤーにも陸上を滑走するためのタイヤをつけなければならないのです。しかし木製の細い橇(そり)を構成している部材には車輪をつけるための強度が足りないとか。補強しなければならないようです。法規上はこのフライヤーは自作飛行機のカテゴリーに入るそうで、飛ぶ前になにやら色々検査もあるとのこと。いかにも日本のお役所らしいですね。ということで、実際の初飛行は今年(2004年)の夏に行われる予定とのことです。
--2004年1月4日記--

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さらに詳しい情報は西日本航空協会のホームページをごらんください。


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