折しも航空100年を迎えようと言う2003年10月24日、ニューヨークのケネディ空港から英国ヒースロー空港までの飛行を最後に、20世紀で最も美しく、最も速い旅客機コンコルドはその27年間の仕事を終えた。
かつて世界のエアラインから期待されて、日本航空も発注していたが公害問題が浮上して米国が国内の飛行を禁止。それに会わせてほとんど全てのエアラインが発注をキャンセル。英国、フランスは開発国の責任として赤字を覚悟で路線に投入した。両者はコンコルドの運行を先に止めた方が相手に罰金を支払うと言う契約を結んで路線運行をスタートされた。それほどコンコルドの運航は採算があわなかった。その後、日本にもコンコルドを誘致しようとか運動があって、長崎空港なんかが候補に挙がっていたけど、結局実現しなかった。日本でお目にかかれたのはかつて仏大統領機として羽田に来日した時だけだった。
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【撮影場所】
ケネディ空港滑走路端、同ブリティッシュエアターミナル同、パンアメリカン航空ターミナル(当時)屋上、オシコシエアショー。
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