5月3日午後4時ころ静岡県清水区の住宅街に静岡県警のヘリコプター(JA11PC)が墜落炎上した。
墜落したヘリコプターは同県警が2001年から運用しているイタリア製のアグスタA109K2型。A109原型の初飛行は1971年と古いが同K2型は比較的新しく1992年に初号機を納入している。日本では95年の富山県警への納入が最初だと思われる。K2型はもともと山岳救助活動向けに開発されたというだけあってホバリング能力が高いのが特徴。スイスREGA(航空レスキュー隊)の救難ヘリとしても有名である。主な仕様は、ローター直径11m、機体全長11.44m、エンジンはチュルボメカ製737馬力2基、自重1650kg、総重量2850kg、最大巡航速度265km/h、地面効果内ホバリング限度5300m、航続距離806km