「パールハーバー」ではCGが多用されたため、迫力はあるものの現実的でない場面もありましたね。やはりフェイクでもCGよりは実機がいいです。それから「パールハーバー」では零戦が深緑に塗られていましたね。なぜだかご存じですか。理由は明るいグレーだとどうしても悪魔のイメージがでないからだそうです。昔から悪者は黒、天使は白と相場が決まっているのだそうです。実際にはパールバーバーに出撃した零戦はすべてライトグレーでした。深緑ではラバウルの零戦になっちゃう。
アメリカのエアショーではいまでもこれらの機体が出演しています。エアショーではCGは使えません。演出のための爆薬もすべて本物です。地上に仕掛けた爆薬が炸裂するわけですが、これが爆発した瞬間の熱波は観客の肌にも伝わってきます。

97艦攻は映画「トラトラトラ」が公開された直後、日本の厚木基地でも見かけましたね。覚えていますか。

パイロットは年輩者が多い。胸に軍艦旗のパッチを着けていたり、軍艦旗を翻したり、神風パイロットになりきっている。彼らも小泉首相の靖国神社参拝に反対するだろうか。