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「紫電改」正式名称紫電21型。川西航空機によって開発、製造された日本海軍最後の局地戦闘機。日本に残存する唯一の紫電改がここに保存展示されている。他にアメリカの空軍博物館などにも現存するが、愛南町の紫電改はどこよりも人々に愛され、地元の皆様の努力に支えられ大切に保存されているように思える。だからこそ価値のある、世界一貴重な紫電改がここにある。以下、同展示館のパンフレットより引用。
「昭和53年、愛南町久良湾で養殖いかだのアンカーを捜していたダイバーにより、湾内の長崎鼻沖200o海底41mの地点で発見されました。 翌54年7月14日、県から委託を受けた藤田海事工業(株)と地元漁業関係者の協力により34年ぶりに地上へと引き揚げられました。機体はフジツボに覆われ、破損個所が随所に見受けられたものの原型はどとめていました。水中でプロペラが4枚とも内側に90度に曲がっていることから、高度な操縦技術をもったパイロットにより、海面上に不時着したと考えれています。 紫電改を制作した新明和工業(株)(旧川西航空)により約一か月(昭和54年10月2日〜11月7日)をかけて一部補修・防錆塗装が施されました。 日本海軍最後の切り札ともいうべき最強戦闘機紫電改は、久良湾が一望できる南レク馬瀬山公園で、終焉の地へ機種を向けて永久保存することになりました。 引き揚げられた紫電改は旧海軍343航空隊に所属し、終戦間近い昭和20年7月24日、豊後水道上空で米軍機と交戦したうちの一機と言われています」 補修されたとは言え、かなりボロボロだが、この方が平和祈念のモニュメントとしてはふさわしいのではないかと思った。ラダー、エレベータ、エルロン部分のリブがむき出しなのは、この部分が布製だったため。終戦直前の「最新鋭戦闘機」の一部が布製なのはやはり材料不足によるものだろうか。 |
【撮影日時】 2013年7月23日(火)、 【場所】 紫電改展示館 愛媛県南宇和郡愛南町 【撮影機材】 NIKON D3 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED |
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