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航空映画


2000年代の航空映画18作品リスト はIMDBで☆七つ以上の高評価作品
pearlharbor パールハーバー Pearl Harbor(米2001)
日本公開 2001年
提供 タッチストーン・ピクチャーズ
配給 ブエナビスタ
製作 ジェリー・ブラッカイマー、マイケル・ベイ
監督 マイケル・ベイ
脚本 ランダル・ウォレス
出演 ベン・アフレック、ジョシュ・ハートネット、ケイト・ベッキンセール、アレック・ボールドウィン
時間 183分
パール・ハーバー 特別版 [DVD]
歴史映画としても価値ある真珠湾攻撃の迫力ある音と映像を期待していたが、つまらないラブストーリーを無理矢理結びつけたためB級映画に転落してしまった。実機によるスタントと最新のCG技術を駆使して制作された話題作だったが、プロットが悪く残念。作品としては「トラトラトラ」を凌ぐことはできなかった。しかしトラトラトラで使用された日本機の再現、プレーンオブフェイムの零戦が登場するなど航空ファンには充分に楽しめる。なお空撮のためのチーフパイロットはスティーブ・ヒントンが担当。
ホタル ホタル
日本公開 2001年
配給 東映
製作 高岩淡
監督 降旗康男
脚本 竹山洋、降旗康男
出演 高倉健、田中裕子、水橋貴己、奈良岡朋子、井川比佐志
時間 114分
ホタル [DVD]
激動の昭和を生き抜いた特攻隊の生き残りである男と、その妻の人生を描く人間ドラマ。イチオシ。
enemylines エネミー・ライン Behind Enemy Lines(米2001)
日本公開 2002年
監督 ジョン・ムーア
出演 オーゥエン・ウィルソン、ジーン・ハックマン
時間 106分
エネミー・ライン (特別編) [DVD]
スーパーホーネットがミサイルに追われるCGシーンは漫画的。プロットには新鮮さはなくイマイチ。
blackhawk down dark blue world ブラックホーク・ダウン Black Hawk Down(米2001)
日本公開 2002年
製作 ジェリー・ブラッカイマー、リドリー・スコット
監督 リドリー・スコット
脚本 ケン・ノーラン、スティーブン・ザイリアン
出演 ジョシュ・ハートネット、ユアン・マクレガー、トム・サイズモア、 サム・シェパード
時間 145分
ブラックホーク・ダウン [DVD]
ソマリア、アディード政権本拠地に奇襲をかけるアメリカ特殊部隊の激戦と悲惨な終末を描く。臨場感あふれる市街戦、撃墜されるブラックホーク。壮絶な戦い。迫力あるシーンの連続は見る者を圧倒する。忠実に再現された戦闘シーンだけでも見る価値があるが、ソマリアでの戦いのバックグラウンドを熟知してから見た方がより理解できる。ソマリア事件にあまり詳しくない日本人にとっては、この映画の持つ意義が今ひとつわからないかも。
dark blue world dark blue worldダークブルー  Dark Blue World(チェコ・英2001)
日本公開 2002年
提供 スタジオジブリ
配給 アルバトロスフイルム
製作 エリック・アブラハム
監督 ヤン・スヴィエラーク
脚本 ズディニェク・スヴィエラーク
出演 コンドジェイ・ヴェトヒー、タラ・フィッツジェラルド、クリシュトフ・ハーディック、チャールズ・ダンス
時間 112分
ダーク・ブルー [DVD]
英国空軍の一員として戦うチェコの戦闘機パイロットの物語。戦争で大切な物を全て失い、政治犯として投獄された元パイロットの回想物語として映画は始まる。出演者たちの演技は一流。ストーリーにも無理が無く、友情愛情の切なさ、はかなさを自然に描いている。映画作品としての出来はかなり高い。やたら派手に喜怒哀楽を見せつけるハリウッド映画にうんざりした方にお勧め。空撮にCGシーンは少なく、ほとんど実機を使って撮影されている。また映画「バトル・オブ・ブリテン」からもフイルムの一部が流用されている。出演飛行機の調達には英国ダックスフォード飛行場のOFMCが協力している。
hotet デイ・オブ・ザ・ディシジョン Hotet(スウェーデン2004)
日本未公開
製作 クライスター・アブラハム、カール・フレドリック・アルファング
監督 ジェル・サンドヴァル
脚本 カリン・アルブテゲン、ケン・リンドバーグ
出演 シャンティ・ローニー、マリア・ボネヴィー、ステファン・ソウ、デジャン・キュキック
時間 102分
デイ・オブ・ザ・ディシジョン [DVD]
スウェーデン空軍で機密コンピュータシステムEWSを扱うプログラマーが外国のスパイに脅迫され、その家族が危機にさらされるというあまりにもお決まりのストーリー。映像だけでも楽しめるかと言うとそうでもない。アクション映画ではあるがハリウッド映画のような迫力は感じられない。いくら映画では珍しいグリッペンが見られるとは言え、先の展開が読めて、途中で飽きてしまう。B〜C級。
スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー Sky Captain and the World of Tomorrow (米英2004)
日本公開 2004年
製作総指揮 オーレリオ・デ・ラウレンティス
製作 ジョン・アヴネット、サディ・フロスト、マーシャ・オグレズビー、ジュード・ロウ
監督 ケリー・コンラン
脚本 ケリー・コンラン
出演 ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウ、エンジェリナ・ジョリー
時間 106分
スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー 初回限定スペシャル・プライス版 [DVD]
出演者以外はすべてCGで制作したSF異色作品。であるから実写と言うよりもアニメに近く、それだけに無理な現実離れした設定も許されてしまうと言う効果がある。ストーリーも劇画的で展開も早く痛快。わけのわからないロボットとか飛行物体は日本アニメの影響を受けているものと思われるが、アメリカ映画らしい粋な演出、セリフも随所に見られる。とくにラストシーンのジュード・ロウの最後の一言は笑える。あまり深く考えないで素直に楽しもう。「愛と感動のドラマ」を期待していた向きにはあまり評判はよろしくないようだが、私個人的には高得点。
The Aviator アビエイター The Aviator(米2004)
日本公開 2005年
製作 マイケル・マン
監督 マーティン・スコセッシ
脚本 ジョン・ローガン
出演 レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ジョン・C・ライリー
時間 170分
アビエイター 通常版 [DVD]
映画の製作監督、そして航空会社の経営、航空機の製造まで手がけたアメリカの古き良き時代の大富豪ハワード・ヒューズの物語。飛行シーンも多く航空ファン必見。第二次大戦機多数の他、H-1、XF-11の飛行が見もの。2時間50分の上映時間だがあっという間に終わった感じ。史実には程遠い部分もあるがジョン・ローガンの 脚本がすばらしく映画として魅力ある作品になっている。またスコセッシ監督独特のタッチが出ており名作。ただしディカプリオのハワード役は演技過剰でいまいち。できればオーランド・ブルームあたりが良かったかも。
flightplan フライトプラン Flightplan(米2005)
日本公開 2006年
製作 ブライアン・グレイザー
監督 ロベルト・シュヴェンケ
脚本 ピーター・A・ダウリング、ビリー・レイ
出演 ジョディ・フォスター 、ピーター・サースガード 、ショーン・ビーン
時間 98分
フライトプラン [DVD]
高度一万メートルの密室で繰り広げられるサスペンス・アクション。アカデミー賞女優のジョディ・フォスターが好演しているが、ストーリーに無理があり、説明不十分でちょっとがっかり。
Flight of Phoenix フライト・オブ・フェニックス Flight of the phoenix(米2004)
日本公開 2005年
製作 ジョン・テイウィス、ウィリアム・アルドリッチ
監督 ジョン・ムーア、ウィック・ゴッドフリー
脚本 スコット・フランク、エドワード・バーンズ
出演 デニス・クエイド、ジョヴァンニ・リビシ、ミランダ・オットー
時間 170分
フライト・オブ・フェニックス (特別編) [DVD]
1965年に公開されヒットした「飛べ!フェニックス」のリメイク。日本では2005年4月に劇場公開された。砂嵐の中をコントロールを失いつつ飛行を続けるC-119はCGを駆使して近代的な映画に生まれわった。前作のプロットは維持しつつ、うまく近代的に仕上げている。不時着後、携帯電話が通じるかどうか試すところなどに近代的なアレンジが感じられるが、それほどわざとらしさは無く心地よく見られる。前作「飛べ!フェニックス」のファンならば、同じように楽しめる。確かに良く出来た映画だ。
Stealth ステルス Stealth(米2005)
日本公開 2005年
製作 マイク・メダヴォイ、ニール・モリッツ、ローラ・ジスキン
監督 ロブ・コーエン
脚本 W・D・リクター
出演 ジョシュ・ルーカス、ジェシカ・ビール、ジェイミー・フォックス、サム・シェパード
時間 120分
ステルス [DVD]
近未来のアメリカ。海軍が極秘に進めているテロ対策プロジェクトのために、集められたエリートパイロットからトップの3名が選ばれた。ベン・ギャノン大尉(ジョシュ・ルーカス)、カーラ・ウェイド大尉(ジェシカ・ビール)、ヘンリー・パーセル大尉(ジェイミー・フォックス)。最新のステルス戦闘機を操縦する彼らは、3機でのチームワークを高めてきたが、指揮官のジョージ・カミングス大佐(サム・シェパード)から、チームに新たな仲間が加わることを告げられる。それはエディと名付けられた、最新鋭の人工頭脳が操縦する無人ステルス戦闘機。ところが落雷に巻き込まれて頭脳に異常が起こったエデ...
The nights of the sky ナイト・オブ・ザ・スカイ LES CHEVALIERS DU CIEL/THE KNIGHTS OF THE SKY (仏2005)
日本公開 2006年
製作 エリック・アルトメイヤー、ニコラス・アルトメイヤー、ロラン・ブロシャン
監督 ジェラール・ピレス
脚本 ジル・マランソン、ジェラール・ピレス
出演 ブノワ・マジメル、クロヴィス・コルニアック、ジェラルディン・ペラス
時間 100分
ナイト・オブ・ザ・スカイ [DVD]
航空ショーで、フランスの戦闘機ミラージュ2000が姿を消した。マルシェリ大尉(ブノワ・マジメル)とセヴァロワ大尉(クロヴィス・コルニアック)は捜索を開始するが、何者かに操られたミラージュ2000をやむなく撃墜する。空軍最高司令部はミラージュが攻撃することはありえないと判断し、二人は新兵の訓練という閑職に追いやられる。
Flyboys フライボーイズ FLYBOYS(米英2006)
日本公開 2007年
製作 ディーン・デヴリン
監督 トニー・ビル
脚本 デイヴィッド・S・ウォード
出演 ジェームズ・フランコ、ジャン・レノ、マーティン・ヘンダーソン、ジェニファー・デッカー、タイラー・ラビン
時間138分
フライボーイズ プレミアム・エディション [DVD]
第一次世界大戦時にフランス空軍に入隊したアメリカ人を描いた、フライトアクション大作。監督は「忘れられない人」のトニー・ビル。製作は「インデペンデンス・デイ」のディーン・デヴリン。脚本は「スティング」のデヴィット・S・ウォード。出演は「スパイダーマン」のジェームズ・フランコ、「ダ・ヴィンチ・コード」のジャン・レノ。
俺は、君のためにこそ死にに行く 俺は、君のためにこそ死にに行く
日本公開 2007年
配給 東映
監督 新城卓
製作総指揮 石原慎太郎
出演 徳重聡、窪塚洋介、筒井道隆、岸惠子、前川泰之
時間135分
俺は、君のためにこそ死ににいく [DVD]
“特攻の母”として知られる鳥濱トメの視点から、若き特攻隊員たちの青春の姿を描いた戦争群像劇。出演は「たそがれ清兵衛」の岸恵子、「レディ・ジョーカー」の徳重聡、「同じ月を見ている」の窪塚洋介、「ブレス・レス」の筒井道隆。監督は「秘祭」の新城卓。製作総指揮・脚本は石原慎太郎。
スカイ・クロラ スカイ・クロラ The Sky Crawlers
日本公開 2008年
配給 東映
製作 石井朋彦
監督 押井守
脚本 伊藤ちひろ
出演 菊地凛子、加瀬亮、谷原章介、山口愛、平川大輔
時間 122分
スカイ・クロラ [DVD]
終わりなきゲームな戦闘の日々を過ごす、永遠の命を持った「キルドレ」たちの日常を描くアニメ大作。
ハッピーフライト ハッピーフライト
日本公開 2008年
配給 東宝
製作 亀山千広
監督 矢口史靖
脚本 矢口史靖
出演 田辺誠一 時任三郎 綾瀬はるか 吹石一恵 寺島しのぶ
時間 103分
ハッピーフライト スタンダードクラス・エディション [DVD]
ホノルル行きの便は離陸前の多様なトラブルがありながらも出発。機内では鈴木が原田の指導に戦々恐々とし、悦子は次々と繰り出される乗客の要求に右往左往。 そんな中、鈴木・原田のもとに、山崎麗子からキャビンで翼に何かがぶつかるのを見た乗客がいるとの知らせが入る。その直後、機のエアデータ・コンピュータが狂った表示を出し始めた。
見て損はない、面白く楽しい映画。
アメリア 永遠の翼 アメリア 永遠の翼 Amelia(米・カナダ2009年)
日本公開 2010年
製作 ロン・バス
監督 ミーラー・ナーイル
脚本 アンナ・ハミルトン・フェラン、 ロン・バス
出演 ヒラリー・スワンク、 リチャード・ギア
時間 111分
アメリア 永遠の翼 [DVD]
アメリア 永遠の翼 [Blu-ray]
女性リンドバーグと謳われたアメリア・イヤハートの最期の飛行を描く。最近の航空映画としては飛行シーンも実写が多く、愛機であるロッキード・エレクトラを見られるだけでも価値がある。その他、古い飛行機がたくさん登場し、航空ファン必見。イヤハートを良く知る航空ファンには評価は高いが、あまりにもせつなく、あっけない幕切れのためか、一般からの評価はそれほどでもない。
レッド・バロン レッド・バロン Red Baron(独2008)
日本公開 2011年
製作 ニコライ・ミューラーショーン、ダン・マーグ
監督 ニコライ・ミューラーショーン
脚本 アンナ・ハミルトン・フェラン、 ロン・バス
出演 マティアス・シュヴァイクヘーファー、 レナ・ヘディ
時間 129分
レッド・バロン [DVD]
レッド・バロン [Blu-ray]
第一次世界大戦で望まずして英雄となり、時代の伝説になった実在のドイツ空軍エース・パイロット、マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの半生を完全映画化。伝説の名パイロット、リヒトホーフェン役に抜擢されたのは、現在のドイツ映画界を代表する若手実力派マティアス・シュヴァイクホーファー。リヒトホーフェン本人の生き写しではないかと監督やプロデューサーを驚かせた端正なルックスで、大空を駆けた勇者の凛々しさ、そして繊細な心を持つひとりの若者の苦悩をリアルに演じきった。(作品資料より)
主役戦闘機はアルバトロスD.III、フォッカーDr.I 等多数。

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