HOME> 2018年秋> 稲藁とスズメ
スズメ

 キャタピラで器用にフィールドを動き回るコンバインと言うマシンは稲刈りから脱穀まで一気に片付けてしまうと言う優れものだ。コンバインから次々放り出される籾を取った後の稲藁は、その後風乾のため人手によって束ねられ三角コーン状に田んぼに立てて整列される。この作業が終わると、待っていたかのように、スズメたちによる籾の爆食いが始まる。あちこちから集まって来た彼らはいったん近くの木の枝にとまり寄り添うようにしてピーチクパーチク歓談する。やがて木の実がこぼれ散るようにパラパラと田んぼに降り立ち、散乱した籾をみんなと一緒に食べる。そしてしばらくすると突然バサ~~という羽音を上げて、いっせいに飛び立ち、木の枝に戻ってまたおしゃべり。それを繰りかえす。その数ざっと100~150羽。

18/11/1 10:07 OLYMPUS E-M1 Mk2 M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO, f4 1/3200 ISO1000

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稲藁の乾燥
稲藁の乾燥