公園は荒れていた。三日前の夜に吼えた暴風の激しさは予想をはるかに越えるものだった。まるで枝切バサミで刈られたかのように公園中に散乱しているドングリの実をつけた小枝。風に抵抗したために割り箸のように真っ二つに裂かれたクヌギの大木。その片割れは梅の木を下敷きにして倒れ、梅は重傷を負った。景観が変わってしまった。それでも小さなエゴノキの実は、吹き飛ばされそうな強風に煽られながらも、その細い腕でしなやかな枝にしがみついていた。
やがてヤマガラがやってきた。月にススキ、ヒガンバナにアゲハチョウ、梅にメジロに並ぶ定番だけど、でもまだ撮りつくせないエゴノキにヤマガラ。
18/10/3 8:56 OLYMPUS E-M1 Mk2 M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO, f4.5 1/4000 ISO3200
