だいたいこの手の蛾は昼間は葉の裏とか薄暗いところに潜んで、自分の存在を消しているものだが、この蛾は葉裏にぶら下がりながら、これ見よがしに立ち上がって、ジュディオングの「魅せられて」みたいに、レースのような翅を大きく広げるポーズをとっていた。手で煽って飛翔を促すと、パタパタと飛び移って、またカメラ目線で綺麗な翅を見せた。こんな愛嬌のある蛾、見たことがない。
漢字で書くと豆野螟蛾で、幼虫は小豆など豆類の害虫らしい。
23/9/7 7:14 OLYMPUS TG-6, 18mm f4.9 1/100 ISO100 w/Flash