5月17日、曇りのち雨。巣は崩壊していた。カラスかタイワンリスにやられたか、犯人も真相もわからないが事件性が高いことは疑いない。巣の底部のまさに雛が居る部分を直撃するように側面が大きく破壊されているため、慣れた手合いの犯行かもしれない。17日には巣立ちを予想していたのに、多くのバードファンも期待していたのにもうあと少しのところで残念。9回裏に内野安打を打たれ、すんでのところで完全試合をのがしたピッチャーの気持ちが少しわかるような気がした。もっともショックを受けているのは人間たちの方で、大自然に生きるコゲラはこれくらいのことでくよくよしてはいられない。また来年があるさ、子育てのわずらわしさから解放された二羽のコゲラはまたどこか遠いところで、自分たちのための食料を求めて、自由に飛び回っていることだろう。
22/5/17 7:37 iPhone8, f1.8 1/120 ISO20