今日は久々に太陽が出て虫が騒ぎ出した。ウサギに大きなシッポをつけたような愛嬌のあるシャクトリムシがいたので手の上にのせて遊んだ。子供のころは何でも手にとって親交を深めたものだ。前足が爪のように尖っているのに対し、後ろ足は吸盤になっているので、これが手のひらの上を歩くと、トゲトゲと吸引力が交互にやって来て、これがなんとも気持ち良いのである。この吸盤は蛸のように本気で吸いつき、あたまの方をつまんでひっぱると、長いからだが伸びてちぎれそうになる。こういうのは時を忘れさせる。シャクトリムシの方もけっこう楽しんだと思われる。さんざん遊んだ後、葉っぱの上に置いてあげたら、別れのあいさつに、一発芸「枝」をやってくれた。みごと!
22/5/18 10:37 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 60mm F2.8 Macro, f8 1/400 ISO3200