バーの人気美人ホステスだって昼間に出会ったらきっと誰だかわかんなかったりするわけで、ホタルも夜だからこそ光り輝き、みんなにもてはやされもするけれど、昼間見る普段着のホタルはほとんど普通の虫で、誰も見向きもせず、ほんとうにこれがあの「窓近く 蛍飛びかい おこたり諌(いさ)むる」のホタルかと疑いたくなるほど地味だ。これに似たような昆虫はたくさんいるが小川のほとりという場所、時期、形、色、大きさから、たぶんゲンジボタルのメスだろうということになった。
公園のあちらこちらの木の葉の上にはアカシジミに次いでウラナミアカシジミが翅を休め、いよいよゼフィルスの季節。夏は来ぬ。
19/6/1 7:56 OLYMPUS E-M1 Mk2 M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14, f6.7 1/350 ISO3200