舞岡公園を歩く> 2021年夏>ヒグラシとセミヤドリガ
ヒグラシ

 台風の去った午後、ミンミンミンも聞こえるがカナカナカナの声がひときわ大きい森の中。なんとなく夏の終わりを感じさせるヒグラシは秋の季語。白く見えるのは冬虫夏草ではなく、セミヤドリガと言う蛾の幼虫で、専らヒグラシを宿主とする寄生虫らしい。こんなに大きいものを背負って重くないかなと思うが、そのまま普通に飛んで行ったから本人は何も感じてないようだ。ヒグラシは他の蝉に比べて、わりと鈍感でボーっと生きているタイプだから寄生虫に狙われやすいのかも知れない。
 オリンピックが終わり、ヒグラシが鳴いても、猛暑はまだまだ続きそうだ。

21/8/8 14:12 OLYMPUS E-M1 Mk2, M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO with MC-14, f5.6 1/15 ISO4000 -0.5EV

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