擬態模様の蛾に出会った。ヒメエグリバだ。真上から見ると綺麗な左右対称形なのだが、翅の形がどうなっているのか全く見当がつかない。特に斜め後ろから見るとその模様の効果は絶大で、しわくちゃになった枯れ葉にしか見えない。実際の翅が凸凹しているわけがなく、騙し絵風のカモフラージュである。右下の写真は同幼虫(8月10日撮影)。親に比べなんて派手なんだろう。きっと神様が親の擬態と引き換えに目立ちたがり屋の子供をお創りになったのだ。
23/8/20 7:40 OM SYSTEM OM-1, M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO with MC-14, f5.6 1/125 ISO500