葦の茂みは大雪によって倒され、埋め尽くされた。隠れ家が倒壊し行く場を失ったクイナは戸惑い、雪原を走り回っていた。やがてクイナは我が家を放棄した。人のいる遊歩道を危険を冒して横断し、対面の湿地帯を疾走して、深い雪の中に消えていった。翼を持っている事を忘れているのか。危機的状況にあっても、あくまで飛ばずに走って行くところがクイナだ。
2014/2/16 8:21 Nikon D3 with NIKKOR VR80-400mm F/4.5-5.6G, f/5.6 1/6400 ISO1600