水車小屋の前はヤマガラのプレイグラウンド。今日も木の実を叩くキツツキのような音が聞こえる。コーヒー豆に似た茶色のエゴノキの実を拾ってきては、枝に上がって、少し時間をかけて嘴で何度も叩いて、殻を砕いて、白くやらかい中身だけを食べる。食べ終わるとまた地面に降りてエゴノキの実を探して、口に咥えて木の枝に戻って割って食べる。これを繰り返すヤマガラの日課。三拍子の歌を口ずさみながら、殻を割る作業は公園を散歩する人たちによく見えるように、歩道近傍の低い枝で行われる。それは天津甘栗を食べているみたいに、楽しくて嬉しくておいしくて、ヤマガラの殻割りパーフォーマンスは止まらない。
21/12/3 9:47 OLYMPUS E-M1 Mk2, M.ZUIKO ED 300mm F4.0 IS PRO with MC-14, f6.7 1/1000 ISO2000 -0.5EV