パラレルワールドに来たかのような不思議な葉裏の探検はつづく。
そこにはコバチと呼ばれる小さな蜂がたくさん棲んでいる。上の赤目はニッポンオナガコバチと言うハチ目オナガコバチ科の由緒正しい蜂だが、コバチの仲間には正式名のついていない輩が多い。つまり江戸時代ならば人別帳に登録されていない無宿人。だからこの世界では名前を特定せず、「なになにの仲間」くらいでお茶を濁すのが慣例になっており、お咎めもない。どこを調べても名前が載ってないのだから仕方がない。だから下の写真はいずれも「コバチの仲間」と言うことでピリオド。生き物の写真を撮った後に図鑑とか画像検索で名前を特定するのが一つの楽しみだったのだが、犯人が最後までわからない推理小説みたいで、なんとも煮え切らない結末である。
今日、人に案内され、人々がホルスタインと呼んでいる生き物に初めて出会った。チャバネフユエダシャクのメスとの事。牛ではなかった。
23/1/27 10:34 OLYMPUS TG-6, 18mm f4.9 1/100 ISO100 w/FLASH