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悲劇
昨年から始まる予定だったジェットレースだが、リノエアレースが中止になったため今年(2002年)が初回となった。今後どう展開して行くのかは定かでない。ジェット機によるレースが果たして定着するかどうか、今回は試験的なレースとなった。従って登場するパイロットはいずれも招待選手で、現在あるいは過去にリノエアレースに参加した経験のあるベテランが揃った。またエグジビション的なレースで、優勝しても賞金は出ない。優勝者にはトロフィーとスポンサーからブライトリングの時計が渡されるだけ。使用する機種はL-39のみ。アエロL-39アルバトロスは1968年にチェコで開発された複座練習機で約3000機が生産され共産圏の標準練習機となった。なじみのない人でも映画「トゥモロー・ネバーダイ」の最初のシーンに出てきた飛行機と言えばわかるであろう。その後老朽化したL-39はアメリカの中古飛行機市場に流れ、2002年現在約100機が耐空証明を取得し民間機として登録されている。さらに200機近くが登録のための検査に備えているとのこと。L-39はこれから長らく民間の標準的な旧軍用ジェット機として人気を保つだろう。標準ジェット機としてレーシングプレーンとしてもおあつらえ向きと言うわけである。仕様上の最高速度は720km/hくらいであるからアンリミッテッドクラスに近い。ただしエンジン出力には余裕があるからトラブルは少ないだろう。ヒートレースはポイント制で1位が7pt、2位が6pt・・・、7位が1ptとなる。最終レースは3回のヒートレースで貯まったポイントによって、ポールポジション以下優位なポジションを確保できる。

2002年、エグジビション・レースと言うだけあって、レース展開は至って穏やかで、アンリミテッドのような牙をむく激しさは感じられなかった。華麗な編隊飛行のようなレースで参加全機大したトラブルもなく無事日程を終えた。記念すべきジェットクラス最初の優勝者は「アメリカン・スピリット」のカート・ブラウン氏。優勝スピード時速730km。

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