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一週間ほど前に開花した桜もなんとか週末までもった。騒音問題のため大規模なエアショーはすっかりなくなってしまった厚木基地。今年は桜祭りと言う名目で久々に米軍基地がオープンされた。花見と飛行機見の家族でちょっとだけにぎわった。オープンハウスの目玉のひとつであるステーキとかハンバーガーを見かけなかったのは、そうだ牛肉のBSE問題のせいか。米国産牛肉輸入禁止の問題がここまで波及していたとは。はやく輸入再開しておいしい本場のビーフが食いたいのだ。チキンとポークの串焼きが売られていたが、これじゃ雰囲気がでない。バーバキューはビーフに限る。 |
今回は、とてもエアショーと言えるものではないと言うことはわかっていたが、家から近いので出かけた。相模鉄道の相模大塚駅構内にも厚木基地公開のポスターとか一切無く、駅からのバスも、臨時便はなく定期便だけという寂しさ。バスは基地内に入らず「飛行場前」という正規のバス停で降ろされた。そんな宣伝不足で気合の入っていないオープンハウスにもかかわらず、正門前には持ち込み荷物チェックの行列ができていた。この日の荷物チェック係りは人間でなくシェパード。ハンドバックとかリュックをクンクンと匂いを嗅ぐだけで中身がわかると言う優れ者。おかげで荷物検査は首尾よく行われスムースに入門できた。 入門からエプロンまでが長い。きれいな桜を見ながらテクテクと歩いて行く。管制塔前のエプロンに展示されていたのは十数機の日米軍用機。天気が朝から不安定で、途中お昼ごろには雷鳴が轟き、大雨になるかと思ったがぱらぱらとあっただけで後には青空が広がった。なぜか厚木基地はいつも天気が良い。 飛ばない静かな厚木基地。絶対に飛ばないからかえって気分は楽だ。F/A-18ホーネットはC,E,F各型が展示されており、米軍機の周りにはロープもフェンスもないため機体の細部にいたるまでじっくり観察できた。スーパーホーネットと呼ばれるだけのことはあってE型の方がC型に比較して精悍で洗練されているような気がする。会場から北側のエプロンは入場禁止になっていたが、そこには空母キティホークの艦載機がびっしり並んでおり、こういう光景を見るのは久しぶりだなあと思った。ここでもE型とC型が混在しているのがわかる(写真参照)。機体番号200番台のVFA-27 ROYAL MACESの機体がすべてF/A-18E。いずれにせよ現在は攻撃機も戦闘機もねこもしゃくしもホーネット一色で、しかもロービジ塗装で、海軍機も魅力を失ってきた。そのうちこの軍団も岩国に移動とか。厚木基地のひとつの歴史が終わろうとしている。
2006.4.8 土曜日、厚木基地桜祭り |
【撮影機材】
NIKON D200,
AF-S NIKKOR 18-200mm |
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