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エアショーおあつらえむきの秋晴れで迎えた4年にいっぺんの国際航空宇宙展。パシフィコ横浜で10月1日から5日まで行われた展示会。そのパブリックデーに行われたデモフライトはトレードショーではなく自衛隊主体のヘリコプターショーだった。13:00定刻通りに航空自衛隊のUH-60Jがヘリポートから離陸、海上救難訓練をデモ。そのあとには横浜市と川崎市の消防ヘリがペアで参加。両機とも散水機を取り付けていたが、実際に散水したのは川崎市消防局のBK117だけ。 この消防ヘリ「そよかぜ」と言う名前がついているが、そよ風は火をあおり、さらに火災を広げる働きをするので、あまり良い命名ではないように感じた。(そう思わない?) さらに陸自のおなじみUH-1、OH-1のデモ、海上自衛隊のSH-60Jが続く。ショーに絶え間が無く、息を抜けないのが良い。 ショーは、前回もそうだったが、航空自衛隊のCH-47Jの消防活動デモでピークを迎える。CH-47が低空でボバリングして吊るしたバケツに水をすくうシーンは一般にはあまり見られないところでもあり、その際二つのローターのパワーによって水煙を巻き上げるところは圧巻。4年前は天候が麗しくなく、さらに水しぶきによって視界が悪かったが、今回は素晴らしい迫力あるシーンがクリアに見られた。水撒きシーンも青い空をバックにコントラストのある画像が得られた。しかもこの日、同じ「水汲み散水」を二度も演じてくれたのだった。 ようやく民間のEC135とBK117-C2が登場しこの2機だけがコマーシャルデモのように映った。 トリは皆様期待のUS-2。もちろんフライパスだけで海上に降りる予定はなかったが、それにしても2回普通にフライパスしただけで帰って行ってしまった。多少の機動を見せてくれると思っていたのに、なんともあっけない幕切れとなった。 これをもってデモフライトは午後2時半に終了。 おしまい。 毎回横浜で開催していただければ個人的にはありがたい面もあるけど、4年前と全然進歩していない。 果たして4年後もこのような貧弱な国際的な航空宇宙展をやるのだろうか。 |
【日時】2008年10月4日、13:00〜14:30 【場所】横浜港臨港パーク、ぷかり桟橋近く 【撮影機材】NIKON D3, NIKKOR 80-400mm |
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