HOME>TOPICS>新田原航空祭2003
平成15年新田原航空祭


---出口も入り口もない、天井も床もない、青で塗られたバックドロップの舞台には、あの悪魔が棲んでいる。かすかに感じる重力に後ろ髪引かれ、地上を否定して飛び立つ時、あの音は裏切りの声だ。やがて遊びつかれグランドに戻ると、その麻薬に犯された体からは白い粉が飛び散っている---


UH-60J
07:11
F-4EJkai
07:26
F-15DJ
08:12
F-4EJkai
08:36
F-4EJkai
08:36
F-15DJ
08:47

09:13

09:15

09:56

10:06

10::08

10:15

11:00

11:01

11:01

11:25

13:52

14:10

14:21

15:24


【航空自衛隊新田原基地の部隊】
飛行教育飛行隊第23飛行隊 F-15DJ,F-15J
飛行教導隊 F-15DJ
第301飛行隊 F-4EJ改
航空救難団新田原救難航空隊 UH-60J,U-125A

【地上展示機】
航空自衛隊
YS-11、 C-1、 U-4、 MU-2、 U-125、 T-3、 T-4、 F-1 F-15、 F-4EJkai、 RF-4Ekai、 F-2、 F/A-18、 T-400、 E-2C、 T-1B、 C-130H、 V-107A、 UH-60J
海上自衛隊
P-3C、 U-36A、 MH-53E、 SH-60J
陸上自衛隊
UH-1J、 AH-1S、 OH-6D
米軍
F/A-18、 AV-8B
宮崎駅前のホテルを朝5時半にチェックアウト。セブンイレブンで食糧を調達し、タクシーで基地正門に向かう。6時頃すでに門の前に航空ファンが20人くらい待っていた。ここはタクシーに限る。マイカー、レンタカーで来るならば徹夜で並ぶ事は覚悟すべきであろう。6時30分開門。星が見える時間に開門するのはおそらく新田原だけだ。ふらふらと暗く広いエプロンに入ってゆく。どうやって写真とりゃいんだ。と思うくらい暗い会場にやっと燃える自然照明が昇って来たのは7時すぎ。人もまばら、朝日のようにさわやかなエプロンに機体が赤く染まる。すべての地上展示機に「おはよう」をしてからバスに乗って南側駐車場に向かった。

タイミングよく教導飛行隊のF-15が大きなオナラをしてお目覚め。まだ眠そうな体を引きずって滑走路を西から東へ移動してゆく。陽は完全に空に浮き、機体を斜めから照らし演出する。いよいよショーの始まりだ。始まったら息つく暇もない。ここは現代の飛行機ファンのメッカ。足穂が想像もしえなかった鋭利な金属の塊が空を引き裂く。

2003.12.7

Nikon D2H

more to see
HOME>TOPICS>新田原航空祭2003
footer