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California Capital Airshow 2014


 
 今年9回目を迎えたカリフォルニア州サクラメントで行われた州都航空ショー。パフォーマーは最近の西海岸ではおなじみの面々。アメリカ国防省は今年も予算カットで航空ショーには後ろ向きだが、F-22とハリアーのデモチームだけは参加させた。それ以外の米軍関係は地上展示も無し。軍の後ろ盾がなくても民間で盛り上がっちゃうのがアメリカのエアショー。

  アメリカ以外ではあまり見ることができないだろうセイバーライナーのアクロバット飛行。離陸直後のバレルロールはとても民間用ジェット機とは思えない。そして地上を這うような超低空飛行の連続。ボブ・フーバーを髣髴とさせる軽快な飛びっぷりだ。

  今回のショーの主役のひとつでもある零戦はCAF(Commemorative Air Force)の所属。22型とのことだが、エンジンはP&W製だから22型と呼んでよいものかどうか微妙。しかしエンジン以外はかなり精巧に作られており、主翼先端も折りたためるし、操縦席の後ろにはループアンテナまで備わっているという芸の細かさ。主役だけどアメリカでは悪役。スクランブル発進したグラマンF6F ヘルキャットが迎撃に向かうと、簡単に後ろを取られ、やがて零戦から白煙があがった。F6Fはビクトリーロール。その後は、昨日の敵は今日の友。仲良くランデブー飛行だ。

 パトリオットチームは空中交差をふんだんに取り入れためまぐるしい演技。6機編隊から2機、4機、ソロ機になったりして飛び回るから、どこを見てよいのかわからなくなる。2日間プレイしたあとは、次の舞台リノに向かって行った。

 ショー・クローザーはF-22 ラプター。ステルスと言うわりにはアフターバーナーをバリバリ使ってうるさく飛んでいた。もうちょっと変な動きをしてくれると期待していたが、それほどではなかった。最後はP-38とビンテージフライト。さすがにF-22、低速にもかかわらず極端に機首上げすることもなく、へいちゃらでP-38と歩調を合わせていた。
【撮影日時】
2014年9月6日(土)、7日(日) 

【場所】
カリフォルニア州、サクラメント
メイサー飛行場
【撮影機材】
NIKON D3
NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G
COOLPIX P330

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