ここんとこ毎年のように空の日のイベントとして羽田整備場では航空局や海上保安庁の航空機が展示されている。私にとっては初めて、羽田整備場で行われた航空機展示場に出かけた。
ここに足を踏み入れるのは40年ぶりくらいになろうか。今ではセキュリティが厳しく、たとえ空の日のイベントとは言え、入り口で名簿に名前と電話番号を書かされた。そして入場証みたいなものをもらい、首からさげた。
HOME>TOPICS>羽田、空の日2007 |
1960年代、この整備場のあたりは警備もゆるくゲートもいつも開いていて、いつでも誰でも中に入って散歩できた。ここには輸出直前のクルゼイロ航空とかピードモント航空向けのYS-11とかが並んでいた。新聞社の格納庫にも勝手に入って読売新聞社のMU-2なんかを見た思い出がある。
ここんとこ毎年のように空の日のイベントとして羽田整備場では航空局や海上保安庁の航空機が展示されている。私にとっては初めて、羽田整備場で行われた航空機展示場に出かけた。 |
地上展示だけだが、航空局の航空機を一挙に公開してくれるのはこのチャンスしかないだろう。航空局も知らない間にバラエティに飛んだ機材を購入している。これだけ色々が機種が混在しているのは何かわけがあるのだろうか。機種は統一した方が運用面で経済的と思われるが。どれも最新機種ばかり。 その中でもひときわ目立つボンバルディア・グローバルエクスプレスは、超高級なビジネスジェット機。なんと華麗なことか。東京-ニューヨーク間をノンストップで飛ぶことができる。ビジネスジェットと言えども小型の旅客機くらいの大きさと値段だから、横にならんだYS-11も小さく見える。 そうそう、今回の展示ではすでに退役した航空局のYS-11が展示されたのだ。それも2機。会場が狭いため2機並んで展示できず、途中で一機を牽引して行くと、もう一機を会場に運んできた。この二つの機体はその除氷装置の違いから、主翼、尾翼の前縁が黒いかどうかで判断できる。 その他に会場内ではないが、ブルーイレブンこと海上保安庁のYS-11が2機駐機しており、この日つごう4機のYS-11を見ることができたのである。ブルーイレブンはまだ現役バリバリだが、すでに後継機種(DHC-800)が発注されており、あと2年くらいで交替だろう。 途中で海上保安庁の救難ヘリAS332L1が裏手の倉庫から牽引されて会場正面に登場すると、潜水夫二人を乗せて飛び立っていったのである。これは本物の出動かと思ったが、15分ほどで戻ってきて着陸すると、「海猿」が機上から手を振って会場を後にしたので、これはデモだとわかった。
|
救難ヘリのデモ出動と言い、YS-11の入れ替えと言い、粋なサービスの小さな展示会だった。 さらに飲み物(冷えたお茶)のサービスもあり、楽しく2時間余りをすごした。この日天候も予想以上に良かった。
【展示機】
航空局 SAAB 2000 (JA004G) 航空局 YS-11 (JA8709) 途中下記機種と入れ替え 航空局 YS-11 (JA8720) 航空局 BOMBARDIER BD-700-1A10 GLOBAL EXPRESS (JA006G) 航空局 BOMBARDIER DHC-8-Q315 (JA007G) 航空局 GULFSTREAM IV (JA002G) 海上保安庁 GULFSTREAM V 「LAJ500 うみわし1号」 (JA500A) 海上保安庁 AEROSPATIALE AS332L1 「MH806 わかわし2号」 (JA6806) 中日新聞 BOMBARDIER LEARJET 31A 「おおたか2」 (JA01CP) 【デモ】 海上保安庁 AEROSPATIALE AS332L1 「MH805 わかわし1号」 (JA6805) 【場外】 海上保安庁 YS-11 「LA701 ブルーイレブン1号」 (JA8701) 海上保安庁 YS-11 「LA702 ブルーイレブン2号」 (JA8702) 海上保安庁 GULFSTREAM V 「LAJ501 うみわし2号」 (JA501A) フジサンケイ EUROCOPTER EC155B 「NEWS BEE」 (JA08CX) フジサンケイ CESSNA 501 CITATION 「オーロラ」 (JA8493)
2007.9.9 日曜日、羽田整備場にて、空の日フェスティバル |
【撮影機材】
NIKON D200, NIKKOR 18-200mm
|
HOME>TOPICS>羽田、空の日2007 |