Richard P. Hallion, "The Wright Brothers Heirs of Prometheus" (146ページ、Washington DC. Smithonian Institution Press、$10.95)
貴重な写真が多い。ポール・E・ガーバー、トム・クローチなど色々な航空界の著名人がライト兄弟の偉業について語っている本。
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Vera M. Cantor & Muriel F. Lesser, "Cal Rodgers and The Vin Fiz" (24ページ、Washington D.C., Smithsonian Institute Press 1968、85セント)
カル・ロジャースがライト機(ビン・フィズ号)で初めて大陸を横断した物語。イラスト入りの薄い24ページの冊子で、わかりやすい英語で書かれており、本来は年少者向けの本だが大人でも十分楽しめる。
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"The Papers of Wilbur and Orville Wright" (1278ページ、McGraw-Hill Book 1953、$100以上)
ライト兄弟が送受信した手紙をそのまま記録した二冊からなる、分厚い本。真実がわかる。ライト兄弟研究家には必須。
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Fred Howard, "Wilbur and Orville" (530ページ、New York, Alfred A KNOF, INC.1987)
ライト兄弟を扱った本としては新しい。ライト兄弟の誕生からオービルの死去まで、すべてが詳細に書かれている。ライバル、カーチスとの関係も比較的公平な立場で表現されていると思われる。
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Jack Carpenter, "Pendulum" (408ページ、Arsdalen Bosch & Co. 1992)
ライバルのカーチスとのパテント紛争に焦点をあて、両者を比較して描いた記録。新聞記事、手紙などが中心。
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Fred G Kelly, "The Wright Brothers" (340ページ、Dover Publications, Inc. 1989, first published by Harcourt, Brace and Company, New York,1943、$8.95)
世界最初のライト兄弟の自伝。オービルの監督でフレッド・ケリー氏が書いた。内容はやや偏っており、オービルの主張が強く感じられる。その後出版された子供向けの本などの基本になっている。
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Octave Chanute, "Progress in Flying Machines" (308ページ、Dover Publications, Inc. 1997, originally published by The American Engineer & Railroad Journal, New York, 1894、$10.95)
ライト兄弟も参考にした、オウターブ・シャヌート博士による当時の原始的な飛行機の発展を綴った本。飛行原理、飛行機の形状に関する絶好の参考書となった。
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フォン・カルマン、谷 一郎訳、「飛行の理論」(221ページ、岩波書店 1956年7月25日初版、¥1,000)
カルマン渦流で有名なカルマン博士の「AERODYNAMICS」の日本語訳。航空技術者、ならびに航空ファンなら一読をお勧めする。航空力学の歴史もよくわかる。
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Howaer S. Wolko, "The Wright Flyer/Engineering Perspective" (106ページ、Washington DC. Smithonian Institution Press 1987)
ライト兄弟のフライヤーを科学的に分析した本。フライヤーの不安定性などについて理論的に解析されている。
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Russell Freedman, "The Wright Brothers/How They Invented the Airplane" (129ページ、Holiday House New York 1991、$12.95)
豊富な写真で構成された本。ほとんどライト兄弟自身が撮影した写真。
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Tom Crouch, "The Bishop's Boys" (606ページ、Norton 1990、$21.95)
ライト兄弟を書いた本にしては比較的あたらしい。それだけに、今までのいろいろな資料が整理され、ほぼ全ての事象について網羅され、中立な立場で書かれている。ライト兄弟を知りたい人はこれ一冊で彼らの事がほとんどわかる。分厚い本だが、文章は難解な表現も少なく読みやすい。
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ビデオ 大空への挑戦・ライト兄弟 (1967)発売パックインビデオ、監督E.W.シュワックハーマー、出演マイケル・モリアティ、キャスリン・ウォーカー、デビット・ハフマン、98分
これは本でなくビデオ。オリジナルはライト兄弟を描いた米のテレビ映画。飛行シーンは実際に実物大の復元機を飛ばしている。すでに廃盤だけどレンタルショップや中古ビデオショップにはまだある。キティホーク時代からマンハッタンでのカーチスのとの競争までを描いている。カーチスが悪役として登場している。
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Tom D. Crouch, A Dream of Wings: Americans and the Airplane, 1875-1905 (349ページ、Norton 1989、$14.95)
1875年から1905年の間に空に挑戦したアメリカ人たちの記録。ラングレー博士、シャヌート、ヘリング等からライト兄弟まで他の本には書かれていない貴重な資料も含まれている。
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稲垣足穂, ライト兄弟に始まる (273ページ、徳間書店 1970、¥1200、古本市場価格¥1,000〜¥3,000)
少年時代から飛行機に憧れ、大空に夢を抱き、本当の意味の飛行機時代を生き抜いた作家稲垣足補がライト兄弟に捧げる一冊。ライトの時代を取り巻く各国の有名な飛行家達も登場し、作者の並ならぬ飛行機に対する思いが伝わってくる。亀山巌による装丁も素敵だ。
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Otto Lilienthal, Birdflight As The Basis Of Aviation (151ページ、Markowski International Publishers 2001)
ドイツの航空研究家オットー・リリエンタールの著で1889年に出版された本の復刻本。ライト兄弟も飛行機の設計の参考に利用したという貴重な書物で、コウノトリの飛翔について詳細に技術的分析が成されている。リリエンタールの理論を理解することにより、ライト兄弟の飛行に関する初期の考え方、リリエンタールから受けた影響がわかる。
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原俊郎, ライト兄弟の秘密 (229ページ、叢文社 2002.10、¥1,600)
当HPと同名の本だがホームページの内容とは異なる。ライト兄弟の初飛行、栄光の日々、そして彼らの特権を脅かすグレン・カーチスの物語。そして航空の黎明期の歴史を背景にライトパテントの問題に迫る。やがてパイオニアの時代は終わり、オービルが堕落するまでを綴る。ライト兄弟の史跡などを訪ねた紀行記も挿入されており、史跡探訪の参考にもなる。
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Orville wright, How We Invented the Airplane (87ページ、Dover Publications 1988、 $9.95)
写真がたくさん載ってる薄い本だが、本文はオービル自身が1920年頃に執筆したものであり、忠実で史料としに価値あるものとされている。本文と共にフレッド・ケリーの前書き、ライト兄弟の筆による「The Wright Brothers' Aeroplane」が一緒に納められている。
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斎藤潔, ライト兄弟伝 (268ページ、ライト兄弟伝刊行会 1994、¥2,500)
自費出版のためあまり知られていないが、作者は永らくライト兄弟について研究、調査しており、日本語のライト史として秀逸。
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根本智, パイオニア飛行機物語 (180ページ、オーム社・テクノライフ選書 1996、¥1,456)
飛行機ファンで航空研究家の根本氏が有名な本「AVIATION」などの原本に取材し、わかりやすくまとめ上げた航空黎明期の歴史の集大成。ライト兄弟以外に色々な初期の飛行家が網羅されている。
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鈴木真二, ライトフライヤー号の謎 (224ページ、技報堂出版・はなしシリーズ 2002、¥1,900)
フライヤー号を航空工学の見地から分析する。ベルヌーイの定理、レイノルズ数などをわかりやすく解説しており、航空工学の入門書としても読める。どちらかと言えば理科系の方にお勧めの一冊。
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斉藤潔, 風に舞う ライト兄弟の生涯 (332ページ、自費出版 2003、¥不明)
前作の「ライト兄弟伝」からさらに詳細に調査研究を重ねた斉藤氏の集大成とも言うべきライト兄弟の伝記。日本語で出版されている本の中では内容の緻密さ、正確さは秀逸。これを読めば全てがわかる。
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佐々木 マキ, 飛びたかった人たち (たくさんのふしぎ傑作集) (40ページ、福音館書店 1994、¥1,500)
児童向けの本だが、大人も感心するような濃い内容で、航空黎明期の歴史をわかりやすく説明している。
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